日本人はごぼうが大好きです。
きんぴらごぼうは、とても美味しいし、日本にしかありません。
ごぼうの研究は、すでに中国や韓国も始まっています。
私たちは、あまりに身近な野菜として見落としていたのかもしれません。
今こそ、ごぼうの素晴らしさを見直しましょう!!
ということで、まずはごぼうの基礎知識をまとめてみました。
由来:ユーラシア大陸原産
学名:Arctium lappa L.
英名:Burdock
栽培:日本、中国、台湾
効能:整腸、抗炎症、利尿、血糖改善効果(ハーブ大辞典、薬用植物辞典)
歴史:平安時代後期に野菜化
「備荒草木図びこうそうもくず」
「野山に自生するものは、葉をゆでて食べると良い」と書かれています。
このようにごぼうは、根だけではなく、葉も薬草として利用されてきました。
平安時代後期には、重要野菜として記録が残されています。
しゃきしゃきとした食感と香りが日本人に好まれ、健康にもよい野菜として定着してきました。
江戸時代の農書「田法記」には、「牛蒡こそ田畑一の作りもの銀に積もりて並ぶものなし」とも記され、価値の高い野菜だったことが伺えます。
近畿大学の冨岡先生は、縄文時代の貝塚から、ごぼうの種が発見されたといわれていました。
その歴史はとても深いのですね。
ごぼうの種(牛蒡子)
ごぼうの種は、中国で漢方薬として利用される。日本では医薬品扱い。
有効成分:アルクチン、アルクチゲニン
抗炎症作用などの効能があり、民間療法として、乳腺炎や喉炎症などに利用される。
近代になって、ごぼうは食べ方も次々に進化しています。
ごぼうをマヨネーズで和えたごぼうサラダも美味しいですよね。
きんぴらバーガーやごぼうバーグなど、最近ではスイーツやお菓子にもなっています。
この古くて新しい「ごぼう」を、みんなでもっとたべましょう!